Sunday, May 29, 2016

エドッコのお遍路 2巡目 第2回区切り打ち 04/11/2016

今回は去年の区切り打ちで終えた、28番大日寺と29番国分寺の中間にある南国市の松本大師堂からスタートです。

去年もこの大師堂で終え、高知龍馬空港へ歩いて行ったので、今回も空港から大師堂まで歩きとしました。またこの日の宿泊は当初2010年に泊まった「サンピアセリーズ」を考えていましたが、ネットで予約を取ろうと調べたら素泊まりで7000円以上するので諦め、さらに2km先の「ホテル土佐路・たかす」にしました。このホテルの最終価格が驚くほど安くなったのですが、それはこの文の終りに記します。

 ANA #561便の高知空港到着は 09:25、「強風のため着陸の際は激しく揺れます」との機長のアナウンスがあった通りかなりの衝撃でしたが、あらかじめ知らされていたので肝を冷やすほどでもありませんでした。

到着ロビーに出て金剛杖を受け取り、遍路衣装に着替えます。こんな準備の時私の悪い癖で焦って必ず何かを忘れるので、慎重に行動したら時計は10時を過ぎていました。 機内で強風と聞いていたのに空港ロビーではそれをすっかり忘れ薄着で出たので、いざ歩き出すと寒いの、寒いの。早く温まりたく自然早足になります。


大師堂まで5.6kmですが、1時間5分で着いてしまいました。初っ端から飛ばしすぎです。 松本大師堂から国分寺まで遍路地図では県道45号線を通りますが、ここは歩道もなく狭く、その割に車の往来が激しいので歩きお遍路には辛い道です。前回それで懲りているので、グーグル地図から国分寺までの最短の道を調べその通りに歩きました。


途中そのものズバリ「弘法大師堂」という祠もありました。 国分橋を渡って左に曲がり、昼時になったので、国分寺の少し手前に「コットンタイム」という洒落たレストランがあるのでそこで昼食を。とかく、四国郊外のこのような店は寂れて閉めている場合が多いのですが、意外や意外、店内はほぼ満席、私は自分が汗臭いと思い少し寒いが表のベランダ席をとりました。カレーにサラダとジュース、コーヒーがついて900円、美味しくいただきました。


 さてここ土佐の国分寺は境内中央を占める桜が有名ですが、南国土佐が故2週間ほど遅いのですでに葉桜、その代わり、納経所通路脇の牡丹が豪華に咲き始めていました。 


国分寺を出ると正面の道を進みますが、矢印通りに行くとここでいいのかと心配になるほどの田んぼのあぜ道を歩かされます。そして次の休みは蒲原休憩所。前回は真夏のクソ暑い日にここでひとりのおばぁちゃんにとっ捕まり愚痴を散々聞かされた場所ですが、今回は休んでいるとあとからご夫婦のお遍路さんが到着しました。聞くところによると60代で千葉から来られたそうで、この先足摺岬まで何度かお会いすることになります。

 30番善楽寺の手前、街道から離れ墓地や住宅地を通り、さらに街道を横切って善楽寺に行くのですが、その通りに行けず迷ってしまう箇所なのです。千葉のご夫婦も墓地の方へ降りる道が分からず、再度街道から右に入る道も上りもある車道の方へ入ってしまいました。 

善楽寺を打った後、長い参道を歩くとまた街道に出ますが、私はロウソクが完全に切れたので近くのスーパー・マルナカに入ります。でも日本のスーパーは勝手が分からず大きな店内をウロウロしてしまいました。

 スーパーを出てからは運河沿いの道を歩きますが、前回は陽も傾きこの場所で、なぜか、非常に郷愁を感じたのですが、今回はそれほどでもなくスタスタと歩き、広い通り沿いの「サンピアセリーズ」の前を過ぎ、舟入川の細い橋を渡り、土佐電の路面電車通りを抜け、「ホテル土佐路」に5時過ぎに到着しました。


 このホテルの宿泊料ですが朝食付きで、飛び込みだと4000円台、ネット予約では3580円、私の場合「じゃらん」だか「楽天トラベル」のポイントがあったので、最終的に2980円になりました。設備が古く評判もイマイチですが、個室で朝食が出てこの値段なら最高です。 

時差ボケがかなり残っているはずで、空港から朝遅く出てからの22kmはかなりきついと想定していましたが、ホテルへ着いてみるとそれほどではありませんでした。ゆっくり寝て明日も頑張ります。

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